マッサージでは改善しない
マッサージは今では低価格でいつでもどこでも気軽に受けられる施術であることは間違いありません。
残念ながら整体や、リラクゼーション、マッサージと言った筋肉を揉み解すような施術では肩こり、腰痛の間話になっても改善する可能性は非常に低いです。
なぜ?とりあえずマッサージに行ってしまう理由
マッサージがこれだけ世間に認知されている理由が先生側から見た時の理由として
「経験が少なくても一定の緩和の効果を出すことができる」
と言う理由が1番にありこれだけたくさんの整体院やリラクゼーションサロンが乱立しています。
街にたくさんのマッサージ(リラクゼーションサロン)があることで目にする頻度が増えて認知度も高くなるのでより気軽に生きやすい環境になっています。
患者様側から見たときには人生で1度はマッサージって受けたことあると思います。
自分のお子さんに背中を乗ってもらったり、奥さんや恋人、女性ならエステや美容院なんかでもなんとなくマッサージみたいなことをされたことがあるでしょう。
そういう記憶があってマッサージ(リラクゼーション)に行けば「治るような気がする」という考えもあり
気軽にどこでもあるマッサージ(リラクゼーション)に行かれる患者様が多いです。
整体は怖い?
人は知らないもの経験のないもの、理解できないもの、見えないものに「恐怖」や「不安」を抱くようにできています。
これだけSNSが進み整体も目にする機会が増えてきても「整体は怖い」、「整体は痛い」「何するのかよくわからない」と言ったイメージがまだまだ根強いのでハードルが高くまなってしまっています。
なぜ?何回通っても戻ってしまう理由とは?
マッサージの良いところは「即効性がある」ことです。
良くも悪くもどんな人でも技術が上手下手があってもマッサージされると気持ちが良くなって瞬間的に痛みや症状が緩和し楽になります。
楽になっただけでこれを患者様は「治った」と勘違いしてしまっています。
痛みを感じにくくする「幸せホルモン」
勘違いの理由が「幸せホルモン」と呼ばれるドーパミンやセロトニンという快楽物質でドーパミンやセロトニンというホルモンが出ている間は痛みやコリを感じなくしてくれます。
ドーパミン、セロトニンは脳が気持ち良いと感じた時にたくさん出るのでたくさん出れば出るほど痛みや症状も感じなくなります。
しかし、当然ですがドーパミン、セロトニンが出なくなれば痛みは出るし症状もまた感じるようになります。
マッサージ(リラクゼーション)の効果はこの幸せホルモンが出なくなれば一気に効果もなくなります。
そうすると人はまた幸せホルモンが欲しくなってマッサージ(リラクゼーション)を受けたくなってきます。
本当に怖い「マッサージ中毒」
他の方も使っているかもしれませんが、僕自身の造語として「マッサージ中毒」ということをよく患者様の説明しています。
中毒症状の評価には「頻度」「時間」「強さ」でどのくらいの中毒か見極められます。
前で言ったように、マッサージ中に幸せホルモンが出て気持ち良くなって痛みや辛さが一時的忘れさせてくれているのですが、1回のマッサージの「頻度、時間、強さ」が同じでも幸せホルモンが出る量が徐々に減ってしまうことで痛みや辛さを忘れさせてくれるマッサージの量に達するまで徐々に増してしまう状態のことを指しています。
ではご自身がマッサージ中毒になってしまっているかどうか確認してみましょう。
マッサージに月に何回行っていますか?
年に1回くらい、半年に1回、月に1回、月に2回以上、週1回この辺の中にあるのではないでしょうか?
この中ですでに中毒症状が出ている方は月2回以上はマッサージを受けているという方はすでに中毒症状が出ていると思っていただいて結構です。
年1回、半年1回くらいであればまだ大丈夫ですが、月1回でも少し中毒症状が出てき始めていると思ってもいいと思います。
頻度が多くなる方は1回での施術では満足できなくて、あの身体が楽なった感じが忘れられずまた欲しくなってしまっている状態です。
酷いとマッサージに行きたくて行きたくてイライラしてくる人もいます。
マッサージの施術時間は何分ですか?
メニューだいたい時間で分かれているはずです。
どんなに短くても20分くらいから僕が聞いた中で1番長かったのは「3時間」という方がいましたが本当にびっくりしました!
そこであなたは1回の施術時間は何分でしょうか?
中毒症状というか身体の改善、健康のことを考えると30分以上は長すぎです。
マッサージでもオイルマッサージみたいに撫でているだけのような力を使わない施術であればもう少し長くても大丈夫ですが施術時間が長いということは決して身体に良い訳ではなことは覚えておいてください。
健康や身体のことだけを考えるのであれば施術時間は短ければ短いほど身体には良いと考えます。
当院の施術ではマッサージを60分受けたときの身体の楽になった感覚を15分前後の施術時間で60分のマッサージを受けた効果以上の改善していきます。
施術時間が長いことで起きるデメリットは身体の「酸化」です。
「酸化」というのは「鉄サビ」と同じことです。
身体も「酸化」します。
切り身のお肉や魚を買ってきた時に人がさわれば触るほど腐ります。
生鮮食品は鮮度が大事です、鮮度というのは、獲ってから食べるまでに早ければ早いほど美味しく食べられるということです。
これは獲った瞬間に死んでしまっているのでどんどん「酸化」が進み腐ってしまいますが、生きている人間は腐って死んでしまうことはありません。
それは生きている間は「代謝」しているからです。
酸化しても呼吸、尿や便でいらないものを吐き出すことができているので生きている動物は腐らないで済んでいます。
しかし、人より弱い生物だと人が触れたりストレスをかけただけで簡単に死んでしまう動物もいるほどです。
人も基本的に同じです。
できるだけ短い施術時間で長い施術時間以上の効果がある方が必ず身体には「良い」と言えます。
結局は施術時間がなぜ増えていってしまうのは「満足感」です。
施術を受けて身体が良くなったかどうかではなく「施術を受けた」という満足感、達成感みたいなものがドーパミンという快楽物質の出ている量で身体が「治っている」になっていると勘違いしているだけです。
施術の効果が同じであれば施術時間は短ければ短いほど良いです。
マッサージが弱いと感じたことないですか?
「強さ」というのは抽象的で分かりにくいと思いますが、マッサージを受けていて「弱いな」と感じたことがある時点でもう中毒症状が始まっています。
中毒者の中にはどれだけ強くマッサージしてくれるかで「上手、下手」を決めている方もいらっしゃいます。
確かに同じパワーでも技術で気持ちが良いと感じさせる方法はありますし、実際僕自身もマッサージ様の施術をしていた時も的確に筋肉を捉えられることができれば弱い力でも十分に効果を感じさせることができるので「施術者の技術」というのはあります。
しかし、それが健康的かどうかでいくと話しは別です。
人のパワーというのは性別では多少違うかもしれませんがトレーニングとかして筋肉バカでもない限りそんなに変わりません。
人が全力で押すほどの力を60分も受けたら受けている身体の方が壊れてしまいます。
実際筋肉もマッサージで押されると筋肉の細胞が傷ついてしまいます。
傷ついた細胞は当然修復されます。
しかし、この修復時にまた同じ力では傷つかないように筋肉細胞が硬くなって修復されます。
これを繰り返すとどんどんマッサージを受けるたびに筋肉は硬くなっていきます。
当然硬くなれば、さらに強い力で施術しないと幸せホルモンが出ないのでさらに強く、そしてさらに強くと、どんどん見境なく強くないと満足できなくなってしまいます。
実際良い筋肉というのは触るとものすごく柔らかいです。
今自分の肩こり筋肉である僧帽筋を触ってみてください。
マッサージ棒や自分の手でも誰かに押してもらってもいいです。
「イタ気持ち良い」と感じませんか?
そう思ったあなたはもうすでにマッサージ中毒者と言ってもおかしくありません。
良い気筋肉とは「押しても痛くも痒くも押されていることすらわからない状態」です。
当院の施術を受けると基本的に全くなくなります。
マッサージを受けなくても自分で毎日でも暇さえあれば棒や道具、自分の手でも押したり触っている方も筋肉は硬くなっていきます。
どういう時にマッサージがいいの?
ここまで聞いているとマッサージ自体がヤバいものに聞こえてきますが、決してそうではありません。
マッサージもちゃんと理解して適切な時に適切に使えば何ら問題ありません。
マッサージを受ける適切な時というのは
「痛いところがない」時です。
ここまでマッサージを全否定してきましたが、それはあくまで身体の悪い所を改善したり、慢性痛と呼ばれる症状を取り除くことを目的とした場合です。
痛みがあるということは身体のどこかしらに以上な部分があって痛みというサインが出ています。
そのどこかしらとなっている部位を改善するためにはマッサージという施術の効果が残念ながら低いです。
痛いところがない時にオイルマッサージ程度の弱い施術なら60分程度、指圧など強い力の施術なら30分以内にしてもらって感覚としては「血流」が良くなってその日の夜の睡眠が十分できると体は非常に回復していて疲労がなくなり頭が冴えて朝起きた時に「スカッと」した感じになります。
その他だと脳疲労がある時です。
嫌なことがあってストレスが溜まっていたり、
パソコン作業で眩しい光を浴びて眼精疲労がある時、
爆音で耳にストレスがかかった時
など「脳にストレスがかかった時」にマッサージを受けると血流が良くなって疲労物質が排出されて疲れが一気に取れます。
スポーツマッサージは意味が違う
スポーツ選手が運動前に受けるマッサージと運動後に受ける施術は目的が全く違うので皆さんが思っているマッサージ一緒にしてしまうと全く間違いです。
たとえ整体でもマッサージでも結局大事なことは「目的」と「原因」です。
僕自身が選手と関わる際は
スポーツ選手の運動前のマッサージの目的は怪我の予防とパフォーマンス向上
運動後の施術は疲労回復とボディーチェックが主な目的です。
たとえ素人目には同じような施術だとしても目的が違えばやっていることは全く違いますのでご注意ください。
最後に
何度も言っていますが、どんな施術にもメリット、デメリットがあって「これだけで絶対大丈夫」とか「何でもできる」とか「完璧な」なんてものは存在してません。
患者様自身がどんな結果の施術を望みその望みを叶えるためにはどの施術方法を「選択」するのか?
その中で僕の経験上マッサージでは痛みやシビレ、肩こりや腰痛と言った慢性痛を改善することは確率的に難しいと考えています。
もちろんこの結論も決して正しいとは言えないので達人級の施術者がいればマッサージで何でも改善することができるかもしれません。
この世に絶対はないのでこのような超人がいるかもしれませんがその人に会える確率はかなり低いです。
少なくとも僕のできる技術では1回で完璧に改善することは正直できないことの方が多いです。
僕も超人的な施術者を目指してますがそこまでまだまだ発展途上中です。
患者様には現状インターネットを使えばありとあらゆる情報が溢れています。
全て間違いでもなければ全て正解でもありません。
それを踏まえてご自身が何を「選択」するのか?
これは残念ながら患者様自身に決めていただかなくてはいけません。
情報を読み取る方に」読み解く力がないと情報に潰されてしまいます。
我々としては患者様が困っていてそのお困りごとを助けるだけのことです。
そして来院していただかなくては我々何もすることができません。
待っていても変わりません、行動しましょう!悩む前に自分で決めて行動してみてください。
その時に当院に来ていただけたら嬉しい限りです。
どんな悩みでも身体のお悩みでしたらお答えできると思いますのでお気軽のご予約お問い合わせお待ちしております。